Realize Instances(インスタンス実体化)ノード
Realize Instances(インスタンス実体化) ノードは、任意のインスタンス(同じジオメトリの効率的な複製)を実際のジオメトリデータにします。これにより、各インスタンスに個別に影響を与えることができますが、このノードがないと、まったく同じ変更が同じジオメトリのすべてのインスタンスに適用されます。ただし、入力に複雑なジオメトリの多くのインスタンスが含まれていると、パフォーマンスが大幅に低下する可能性があります。これは、ジオメトリを手続き的に処理する際の基本的な制限です。
注釈
入力に複数のボリュームインスタンスが含まれている場合、最初のボリュームコンポーネントのみが出力されます。
Attributes(属性)
複数のジオメトリ入力から属性をマージする場合、最も複雑なデータタイプが出力属性に選択されます。つまり、 weight
属性が、あるジオメトリ入力でブーリアン型を持ち、別のジオメトリでベクトルデータ型を持つ場合、出力ジオメトリの weight
属性はベクトルデータ型になります。
名前付き属性と匿名属性は、 インスタンスドメイン から、実体化したジオメトリへ伝播されます。ジオメトリとインスタンスに同じ属性が存在する場合、ジオメトリの属性値がインスタンスの値よりも優先されます。
重複する値の作成を避けるために、 id
属性には特別な処理があります。各インスタンスの id
値やインデックスは、ジオメトリデータ上のポイントからのid値と結合されます。
警告
他のジオメトリノードと同様に、このノードは常に汎用タイプの属性を出力します。そのため、 Vertex Group(頂点グループ) 属性の代わりに、結果に "Float" 属性を作成し、特別な "UV Map" 属性の代わりに一般的な2Dベクトル属性を作成します。Blenderの他のいくつかのエリアは、バージョン3.0で、一般的な属性を適切に処理しません。
カスタム面コーナーの法線も現在転送されません。
入力
- Geometry(ジオメトリ)
標準のジオメトリ入力です。
Properties(プロパティ)
このノードにはプロパティがありません。
出力
- Geometry(ジオメトリ)
標準のジオメトリ出力です。