Hook(フック)モディファイアー
Hook(フック) モディファイアーは、別のオブジェクト(通常はエンプティやボーンですが、任意のオブジェクトで可)を使用してメッシュ、カーブ、ラティスを変形するために使用します。フックとして指定したオブジェクトが移動すると、それとともにジオメトリから頂点や制御点がプルされます。アニメーション化した Proportional Editing(プロポーショナル編集) と考えることができます 。
フックでは、シェイプキーのように頂点の動きを細かく制御することはできませんが、頂点を直接選択して操作できるという利点があります。
選択した頂点を(Edit Mode(編集モード)で)割り当てるには、モディファイアーパネルの Assign(割り当て) ボタンを使用するか、 Add Hook メニューを使用します。
Options(オプション)
- Object(オブジェクト)
頂点をフックするオブジェクトの名前。
- Vertex Group(頂点グループ)
頂点ごとの影響を定義します。
球形の影響範囲以外のものが必要な場合に便利です。
- Invert(反転)
<->
選択した頂点グループの影響を反転します。つまり、反転するとグループは、モディファイアーによって変形されない頂点を表します。
この設定は、グループのウェイト値を逆にします。
- Invert(反転)
- Strength(強さ)
このフックが頂点に与える影響を(0.0から1.0)で調整します(フックに完全に追従するには変更は不要です)。
複数のフックが同じ頂点で機能する可能性があるため、このプロパティを使用してフックの影響にウェイトを付けることができます。
次の設定は、Edit Mode(編集モード)でのみ使用できます:
- Reset(リセット)
フックのオフセット変換を再計算してクリアします。
- Recenter(リセンター)
フックの中心を3D cursor(3Dカーソル)の位置に設定します。
- Select(選択)
このフックの影響を受ける頂点を選択します。
- Assign(割り当て)
選択した頂点をこのフックに割り当てます。
警告
Hook(フック)モディファイアーは、元のメッシュの頂点インデックスを保存して、何に影響を与えるかを決定します。つまり、 Subdivision Surface(サブディビジョンサーフェス) などのジオメトリを生成するモディファイアーは、スタック内の Hook(フック) モディファイアーの 後に 配置する必要があります。そうしないと、生成されたジオメトリがフックの影響を受けなくなります。
Falloff(減衰)
- Type(タイプ)
これを使用して、フックがメッシュに与える影響カーブの種類を調整できます。カスタムカーブを定義して、高レベルの制御を行うこともできます。
- Radius(半径)
フックが影響するサイズ。
- Uniform Falloff(フォールオフの均一化)
この設定は、スケールしたオブジェクトにフックを使用する場合、特に不均一なスケールがフックの結果を引き伸ばす場合に役立ちます。
これは、不均一なスケールを使用するのが一般的なラティスで特に役立ちます。