はじめに

メッシュ・モデリングは通常、 メッシュ・プリミティブ の形(例:円、立方体、シリンダーなど)から始まります。そこから編集を始めて、より大きく複雑な形状を作ることができます。

モデリングのモード

3Dビューはメッシュ・モデルを作成、編集、操作できる3つの主要なモードがある。これら3つのモードにはそれぞれの多様なツールがあります。ツールによっては1つまたは複数のモードで使われます。

モデリングで使われるモード

  • オブジェクトモード (Object Mode)
  • 編集モード (Edit Mode)
  • スカルプトモード (Sculpt Mode)

メッシュ・プリミティブの作成は通常、メッシュ・オブジェクトを オブジェクトモード で追加することから始まります。大きさ、位置、向きといった数の限られた編集機能が オブジェクトモード では使えます。 オブジェクトモード では複数のメッシュ・プリミティブを結合したり、グループとしてまとめたりする機能が使えます。

メッシュ・モデルの形状をより詳細に編集するときは 編集モードスカルプトモード が使われます。これら3つのモードの特徴によって、3Dビュー内の様々なパネルで使えるツールが決まります。モデリング中にモードを切り替えることはよくあることです。複数のモードで使われるツールがある一方で、特定のモードに特有のツールもあります。

オブジェクトの構造を2つのモードで扱うことができます。

オブジェクトモード (Object Mode)

オブジェクトモード での オブジェクトモード 操作はオブジェクト全体に影響します。 オブジェクトモード では3Dビューのヘッダーが下図のようになります。

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オブジェクトモードのヘッダー

編集モード (Edit Mode)

編集モード での操作はオブジェクトの形状のみに影響し、位置や回転などの全体的な性質には影響しません。

メッシュの変形ができるのは、その時に編集中のオブジェクトだけです。他のオブジェクトを編集するには、一度、編集モードから抜け、オブジェクトを選択し、編集モードに戻る必要があります。

編集モード では3Dビューのヘッダーが下図のようになります。

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編集モードのヘッダー

3Dビューのヘッダー中のツールやモードは、左から順に:

  • ビュー、選択、メッシュのメニュー
  • Blenderのモード(Blender Mode)
  • 3Dビューの表示方法
  • ピボット・センター
  • 3Dマニピュレータ
  • 選択モード
  • 陰面処理
  • プロポーショナル編集
  • スナップ
  • OpenGLレンダリング

オブジェクトモードと編集モードは Tab で切り替えられます。3Dビューのヘッダーにあるメニューで望みの モード を選択すれば、どんなモードにでも切り替えられます。

表示の仕様

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1つの立方体が選択されている。

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編集モードに入る前に2つの立方体が選択されている。

標準設定では、 オブジェクトモード編集モード の両方で、選択した物がオレンジ色で強調されます。

ワイヤーフレーム(Wireframe) シェーディングが有効になっている( Z で切り替え) オブジェクトモード では、選択していないオブジェクトは黒く表示され、選択するとオレンジ色で表示されます。ひとつ以上のオブジェクトを選択している場合は、アクティブなオブジェクト(通常は最後に選択したオブジェクト)以外の選択したオブジェクトが暗めのオレンジ色で表示されます。

同様に、 編集モード でにおいても、選択していない形状が黒く表示される一方で、選択した面、辺、頂点はオレンジ色で表示されます。アクティブな面は白色で強調されます。1つの辺で繋がった2つの頂点を 頂点選択モード で選択している時、間の辺もまた強調されます。同様に、選択した頂点や辺で1つの面を形成できる場合は、その面もまた強調されます。

編集モード に入る前に複数のオブジェクトが選択していた場合、選択したオブジェクトは全て、オレンジ色に強調されます。これはそのオブジェクトがアクティブな選択範囲の構成要素であることを示しています。

ツールシェルフ

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編集モードでのツールシェルフ

メッシュのツール パネルを展開・格納するには T でを使います。 編集モード に入ると、いくつかのメッシュのツールが使えるようになります。

これらのツールの多くはショートカット(各ツールの ツールチップ に表示される)や スペシャル メニュー W , メニュー Ctrl-E , メニュー Ctrl-F から使うことができます。各ツールのプロパティーは ツールシェルフ 下部の操作パネルに表示されます。

より多くのメッシュ編集ツールが ユーザー設定 ‣ アドオン で有効化できます。

プロパティー領域

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編集モードでのプロパティー領域

プロパティー領域 を展開・格納するには N を使います。

プロパティー領域 のなかで、メッシュ編集に直接関係するものは トランスフォーム パネル(数値が入力できる)と メッシュ表示 パネル(法線あるいは距離、角度、エリアの数値といったものを表示することができる)です。

他の便利なツールは プロパティエディター 内の オブジェクト タブや オブジェクトデータ タブにあり、表示設定や 頂点グループ などが使えます。