コンテキストビュー

3D View には、特有の 3D View として設定できるいくつかの「コンテキストビュー」モードがあります。それらのビューにより、3D View 全体の見た目や、オブジェクトとの関係が変化します。

Global/Local ビュー

参照

モード

全てのモード

メニュー

View ‣ Local View ‣ Toggle Local View

ホットキー

NumpadSlash, Slash

Global View では、シーン内のすべての 3D オブジェクトが表示されます。Local View は、選択したオブジェクトを分離し、それらのみを Viewport へ表示させます。この操作は、シーンが他のオブジェクトで複雑になっている場合や、重いシーンでの Viewport のパフォーマンスを上げたい場合に有効です。

Global と Local View の切り替えは、View Menu からオプションを選択するか、ショートカット NumpadSlash で行います。

Global View。

Local View。

注釈

ここに記述するのは、Local View による変化がはっきりとしないものについてです。

3D Cursor

Local View 内では、3D Cursor はシーンにロックされません。その代わりに、各ビューが独立したカーソルの位置を持ちます。

Layers

Local View へ切り替わる際は、選択されていたオブジェクトのみが考慮され、Layer は考慮されません。しかし、Local View 内で新しいオブジェクトを追加することは可能です。

また、Object ‣ Move Objects out of Local View により、Local View からオブジェクトを送り出すこともできます。これは、選択したものをさらに分離するのに便利です。

ちなみに

Blender に慣れないうちは、かなり頻繁に間違えて NumpadSlash を押してしまうことがあります。シーン内から多数のオブジェクトが不思議な消失をした場合には、Local View をオフにしてみてください。

Remove from Local View

参照

モード

全てのモード

メニュー

View ‣ Local View ‣ Remove from Local View

ホットキー

M

オブジェクトを選択して Remove from Local View を実行すると、選択したオブジェクトが Local View から除去されます。選択したオブジェクトは Global View に戻り、他のすべてのオブジェクトは Local View に残ります。最後まで残っていたオブジェクトが除去されると Local View が空になり、オブジェクトを表示させるためには Local View を終える必要があります。

Quad View

参照

モード

全てのモード

メニュー

View ‣ Toggle Quad View

パネル

Sidebar region ‣ Display ‣ Toggle Quad View

ホットキー

Ctrl-Alt-Q

Quad View へ切り替えると、3D View が 4 つのビューに分割され、3 つの Orthographic "Side View" と 1 つの Camera/User View が表示されます。このビューを使用することで、即座に多数の視点からモデルを確認できます。この構成では、各ビューを個別にズームや平行移動できますが、ビューを回転させることはできません。

すべてのビューへ同時に適用されるショートカット:

• View All Ctrl-Home

• View Selected Ctrl-NumpadPeriod

注釈

Quad View は、エリアの分割 や、手動でのビューの配置とは無縁です。Quad View では、4 つのビューは 1 つの 3D View の一部です。したがって、同じ表示オプションとレイヤーを共有します。

Quad View。

オプション

Sidebar region ‣ Display にあるオプションです。

Lock

各ビューを回転できるようにするには、オプションのチェックを外します。

Box

Side View 間でビューの位置を同期させます。

Clip

他の Side View での可視状態に基づいて、オブジェクトをクリップします。