オブジェクトのモード
モード選択メニュー。
Mode(モード) はオブジェクト指向の機能であり、選択したアクティブオブジェクトのタイプによって使用可能なモードが異なります。ほとんどのオブジェクト (カメラやライトなど) ではデフォルトの Object Mode(オブジェクトモード) のみが使用可能です。
各モードは、選択したオブジェクトの容貌を編集するように設計されています。詳細については、下記の表 Blender の Mode(モード) を参照してください。
3D Viewport(3Dビューポート) ヘッダーの Mode(モード) セレクタで、現在のモードを設定します (図 モード選択メニュー。 を参照)。
Mode(モード) は、Blender の多くの事に影響を与えます:
Properties(プロパティ) のいくつかのタブで、使用できるパネルやコントロールが変わります。
UV Editor(UVエディター) や 3D Viewport(3Dビューポート)など、エディター全体の挙動が変わります。
利用可能なヘッダーツール (メニューやその項目、およびその他のコントロールなど) が変わります。たとえば 3D Viewport(3Dビューポート) の場合、Object Mode(オブジェクトモード) では Object(オブジェクト) メニューだったものが Edit Mode(編集モード) では Mesh(メッシュ) メニューへと変わります (アクティブなメッシュオブジェクトがある場合には!)。また、Vertex Paint Mode(頂点ペイントモード) では Paint(ペイント) メニューへと変わります。
使用可能なショートカットが変わります。
オブジェクトのモードリスト
アイコン |
Name(名前) |
詳細 |
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既定のモードです。全てのオブジェクトタイプで使用できます。 Object(オブジェクト) データブロック (位置、回転、サイズなど) の編集を行います。 |
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レンダリング可能なすべてのオブジェクトで使用できます。 "Shape(シェイプ)" Object Data(オブジェクトデータ) のデータブロックを編集します (たとえば メッシュの頂点/辺/面、カーブ/サーフェスの制御点、Grease Pencil(グリースペンシル) のストローク/ポイントなど) 。 |
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メッシュ専用のモードで、メッシュに対して、 Blender の 3D スカルプトツールを使用できます。 |
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メッシュ専用のモードで、メッシュの Vertex Color(頂点カラー) を設定できます (つまり、メッシュの頂点カラーを "ペイント" します) 。 |
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メッシュ専用のモードで、Vertex Group(頂点グループ) のウェイト付けに使用します。 |
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メッシュ専用のモードで、3D Viewport(3Dビューポート) 上でモデルに直接、メッシュのテクスチャをペイントできます。 |
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メッシュのパーティクルシステム専用のモードで、編集可能なシステム (髪) に対して役立ちます。 |
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アーマチュア専用のモードで、アーマチュアのポーズを作成するために使用します。 |
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Grease Pencil(グリースペンシル) 専用のモードで、Grease Pencil(グリースペンシル) のストロークを作成するために使用します。 |
注釈
Paint Mode(ペイントモード) と Sculpt Mode(スカルプトモード) では、カーソルの形状がブラシになります。
モードの使用方法の詳細は各セクションで記述するため、ここでは触れません。
ヒント
このマニュアルを読んでいて、言及されているボタンやメニューオプションが画面に見当たらない場合には、それが有効になるべき適切なモードではない可能性があります。
複数のオブジェクトへの編集
Edit Mode(編集モード) と Pose Mode(ポーズモード) では、一度に複数のオブジェクトを編集できます。
これは、複数のオブジェクトへ同じ編集を適用したり、複数のキャラクターを一度にアニメーションさせるのに便利です。
一度に複数のオブジェクトを編集できるようにするためには、複数のオブジェクトを選択して Mode に入ります。
Outliner(アウトライナー) では、コンテキストメニューからモードを設定またはクリアするか、Ctrl-LMB でオブジェクトデータアイコンをクリックすることで、モード中にオブジェクトの追加/除外が可能です。
Shape Key(シェイプキー) やUVレイヤーなどのプロパティが表示されるのは、アクティブなオブジェクトに関してのみです。
なにかの要素を選択したオブジェクトが、アクティブになります。
複数オブジェクトへの操作が有効になっている間は、いくつかの機能は制限されます。
たとえば、異なるオブジェクトの頂点をつなぐ辺を作成することはできません。
Transferring Objects(モードを転送)
参照
- Mode(モード)
全てのモード
- ショートカットキー
Alt-Q
マウスの下にあるオブジェクトを現在のモードに追加し、 Active(アクティブ) オブジェクトを削除します。この操作を使用すると、最初にObject Mode(オブジェクトモード)に移動しなくても、複数のオブジェクトをすばやく切り替えることができます。メニューからアクセスする場合、 Eyedropper(スポイト) を使用して、現在のモードに追加するオブジェクトを選択します。