Plane Track Deform(平面トラック変形)ノード#
Plane Track Deform(平面トラック変形)ノードは、平面である領域をチェックし、それらのフッテージを他の画像に置き換えることによって、コンポジットに特別な "平面トラック" を組み込むために使用されます。
Plane Track(平面トラック)#
このノードを使用する前に、フッテージの 平面トラック を Movie Clip Editor(動画クリップエディター) で作成する必要があります。
入力#
- Image(画像)
平面トラックの代わりに配置する画像。したがって、動画クリップのその領域を上書きします。
Properties(プロパティ)#
- Movie Clip(動画クリップ)
平面トラックを使用する動画クリップを選択するために使用します。コントロールについては、 データブロックメニュー を参照してください。
- Object(オブジェクト)
平面トラックがリンクされているオブジェクトを選択するために使用します。
- Track(トラック)
使用する平面トラックを選択するために使用します。
- Motion Blur(モーションブラー)
平面トラックの動きによるぼかしを使用するかどうかを指定します。
- Samples(サンプル数)
フレームごとに取得するサンプル数を設定します。この数値が大きいほど、ぼかし効果は滑らかになりますが、各仮想中間フレームをレンダーする必要があるため、レンダーは長くなります。
注釈
サンプルは、前のフレームではなく、 次の フレームからのみ取得されます。したがって、ぼやけたオブジェクトは、モーションブラーがない場合の外観よりもわずかに進んでいるように見えます。
- Shutter(シャッター)
シャッターが開いている時間(フレーム単位)。24 fpsでレンダリングしていて、Shutter(シャッター)が0.5に設定されている場合、フレーム間の時間は41.67ミリ秒であるため、シャッターはその半分の20.83ミリ秒の間開いています。
出力#
- Image(画像)
画像をその平面トラックにラップする透視投影による出力。
- Plane(平面)
平面トラックの白黒マスクを作成します。
例#
画像出力の使用#
これは、Alpha Over(アルファオーバー)ノードを使用することで簡単に実現できます。
平面出力の使用#
これは、平面出力を係数として使用して、動画クリップと画像を混合することで実現できます。
画像出力の使用 vs 元の画像の使用#
画像出力を使用すると、元の画像を使用し、平面出力を係数として使用して動画クリップと混合しながら、トラックに応じて入力画像を拡大縮小、移動、ゆがみを加えて、そのマスク内にある画像の部分を表示します。この画像は違いを示しています: