Structure(構造)#

技術的な詳細#

メタオブジェクトのより正式な定義は、静的フィールドのソースと見なすことができる 方向付け構造 として与えることができます。フィールドは正または負のいずれかである可能性があり、したがって、隣接する方向付け構造によって生成されたフィールドは、引き付けたり反発したりする可能性があります。

暗黙のサーフェスは、すべての方向付け構造によって生成された3Dフィールドが特定の値をとるサーフェスとして定義されます。例えば、方向付け構造が点であるメタボールは、その周りに等方性(つまり、すべての方向で同一)のフィールドを生成し、一定のフィールド値のサーフェスは、方向付け点を中心とする球です。

Meta(メタ) オブジェクトは、相互に論理演算(AND、OR)を実行し、相互に加算、減算できる数式にすぎません。この方法は、 Constructive Solid Geometry(空間領域構成法) (CSG)とも呼ばれます。CSGは数学的な性質があるため、メモリをほとんど使用しませんが、計算には多くの処理能力が必要です。

参考

Metaballs(メタボール) に関するWikipediaページ。

Type(タイプ)#

参照

Mode(モード):

Edit Mode(編集モード)

Panel(パネル):

Sidebar(サイドバー)領域 ‣ Transform(トランスフォーム)パネル ‣ Type(タイプ)Metaball(メタボール)タブ ‣ Active Element(アクティブ要素)パネル ‣ Type(タイプ)

Blenderには5種類のメタがあり、それぞれがその基礎となる(または方向付け)構造によって決定されます。

Edit Mode(編集モード)では、 Active Element(アクティブ要素) パネルの関連するボタンを使用するか、サイドバー領域の Transform(トランスフォーム) パネルのセレクターを使用して、この構造を変更できます。構造によっては、 Transform(トランスフォーム) パネルと Active Element(アクティブ要素) パネルの両方に追加のパラメーターがあります。

Ball(ボール) (点, ゼロ次元の構造)

これは、追加の設定の無い最も単純なメタです。それは単なる点であるため、等方性フィールドを生成し、球面を生成します(これが、 Blenderで Meta Ball(メタボール)Ball(ボール) と呼ぶ理由です)。

Capsule(カブセル) (直線、一次元の構造)

これは、指定した長さの直線によって生成されるフィールドによってサーフェスが生成されるメタです。これにより、閉じた端が丸みを帯びた円筒形のサーフェスが得られます。

Size X(サイズX)

線の長さ(したがって、カプセルの長さ)。

Plane(平面) (長方形の平面、二次元構造)

これは、長方形の平面によって生成されたフィールドによってサーフェスが生成されるメタです。これにより、厚さが固定され、境界が丸い平行六面体のサーフェスが得られます。

Size X/Y(サイズX/Y)

長方形の長さと幅。

Ellipsoid(楕円体) (楕円体ボリューム、三次元構造)

これは、楕円体ボリュームによって生成されたフィールドによってサーフェスが生成されるメタです。これにより、楕円体のサーフェスが得られます。

Size X/Y/Z(サイズX/Y/Z)

楕円体の長さ、幅、高さ。

Cube(立方体)(平行六面体ボリューム、三次元構造)

これは、平行六面体のボリュームによって生成されたフィールドによってサーフェスが生成されるメタです。これにより、丸い辺の平行六面体のサーフェスが得られます。

Size X/Y/Z(サイズX/Y/Z)

平行六面体の長さ、幅、高さ。